天然木は年月とともに色が変化していくという特徴があります。この変化を「経年変化」と呼びます。経年変化は、木材の種類や置かれている環境、お手入れの方法によって異なります。
例① ウォールナット材の場合
ウォールナットは最初は濃い茶褐色をしていますが、年月が経つにつれて徐々に明るく、わずかに黄色みを帯びた色へと変化していきます。特に、直射日光が当たる場所では、この変化がより早く進みます。
例② チェリー材の場合
チェリーは最初は淡い黄褐色をしていますが、年月が経つにつれて深みのある赤褐色へと変化していきます。特に最初の1年間は変化が大きく、その後はゆっくりと変化していきます。
お手入れについて
オイル仕上げの家具は、水に弱いため乾いた布でのお手入れがおすすめです。汚れが付いた場合は、固く絞った布で拭き取ってください。水分の多い布で拭き続けると、家具の表面が傷んで色が褪せてしまうことがあります。
その他
同じ木材の家具であっても、木目や生え方によって経年変化の仕方が異なります。また家具の上に同じものを長時間置き続けると日焼け跡が残ることがあります。特に最初の半年から1年間はこの点にご注意ください。